COLUMN STAFF

vol.04

スローなアウトドア・ライフ

Hanna Fujita

藤田花菜

(Snow Peak丸の内店スタッフ)

私がアウトドアを好きになったのは小学生の頃。母の勧めで入ったボーイスカウトを通じてでした。多くのひとが楽しんでいるキャンプスタイルとは違い、青少年の育成を目的に行われる、時間や課題に追われるようなハードなアウトドアしか経験したことがなく、スノーピークに入社するまで「キャンプはゆったり日ごろの喧騒感から離れるもの」なんてイメージはまったくありませんでした。

そんなイメージががらりと変わったと体感したのは、入社してわずか3週間ほどたったころ。突然原因不明の難病を患い、「完治することはほぼない」と宣告されたときです。これまで通りのアウトドアはできないかな…、でもやりたいな…、と想いを巡らせた結果辿りついたのが「スローなアウトドアライフ」。

「キャンプとはこういうもの!」とか、本来、アウトドアには縛りがないことに気がつきました。それぞれ自分たちが思うように楽しむのがアウトドア。キャンプと大きく括っても、キャンプ場でゆったりするのが目的な人、アクティブにサーフィンやSUPを楽しむキャンプをする人もいます。

そのときの気分や身体の調子に合わせて楽しめればそれでいい。私の場合、それまでやってきた自然の過酷さ楽しむようなキャンプはもちろん、スノーピークのようなゆったりキャンプですら、お医者さんに「それ、今やらなきゃダメなの?」と聞かれる始末(笑)。「今やりたいから話しているのだけどな…」と思いつつ、ならば近場をぶらっとお散歩したり、おうちでギアを使ってアウトドア気分を味わったりと、自分なりにリフレッシュしています。

やりたいのは今だし、きっと今しかできないこと、今しか見ることのできない景色など、今このときにしかできないことが誰しもあると思います。時間もないし、忙しい、アウトドアってやるまでが面倒などなど、いろいろあるかと思います。でも、自分のペースで楽しめるのが、アウトドアの魅力です。

まずは、普段の生活に少しアウトドア感を取り入れてみてはいかがでしょうか。

藤田花菜(Snow Peak丸の内店スタッフ)
ふじた・はんな/大学卒業後、2016年春より株式会社スノーピークへ新卒社員として入社。丸の内店で販売員として勤務。幼少期よりキャンプ中心にアウトドアを楽しんできたが、現在はデイや散歩など短時間でできる屋外ライフを楽しんでいる。