COLUMN STAFF

vol.10
ひとつあれば大丈夫

ひとつあれば大丈夫

Rei Mizukami

水上 玲

(Snow Peak海老名店長)

普段暮らしている街では夜に30℃を超えるような真夏でも、キャンプ場では20℃を下回ることもあります。
3歳の頃から両親にキャンプに連れられ、毎年家族で丹沢のキャンプ場に行くことが夏の恒例となっていました。「森は街中とは気温がぜんぜん違う」。子どもながらにそんな危機感があり、自分で着替えなどを準備するようになってからは、お気に入りのキャンプ用リュックに着替えをパンパンに詰め込んでいました。
大人になってからもキャンプの前日は現地の気温を調べ、「もしかしたらこれより寒くなるかも」と、インナーやミドルレイヤーを3〜4着詰めてジッパーが閉まらないこともしばしば……。
そんな荷造り下手な私を常にサポートしてくれるアイテムが、インサレーションです。今では2泊3日のキャンプでもトートバッグに衣類やアメニティが収まり、スペースが余ってしまうなんてことも。春夏と秋冬、年に2回リリースされるインサレーションですが、どちらも年がら年中稼働しています。
春夏物のカーディガンは店舗のロッカーに置いておき、休憩中にエアコンで身体が冷えたときにほぼ毎日着ています。秋冬物は、パンツがおすすめ。防風撥水加工のおかげで冬場の自転車も、冷たい雨も恐れることなくおでかけできます。昨年、アメリカのポートランドへ旅行した際も、毎日インサレーションで過ごしていました。軽量でコンパクト、シルエットも細身で野暮ったくない。
もちろんキャンプでも大活躍。真冬の焚火のシーン、難燃素材の中にインサレーションを着てしまえば、夜通しで焚火もできちゃいます。そのまま寝袋に入ってもストレッチが効いていて心地のいい眠りにつけます。その上、普通に洗濯できてしまうから、臭いも気にならない。もはや立派なアウトドアギアといっても過言ではありません。
地球温暖化で気温や天候が不安定な中で日々を過ごす我々にとって、今やキャンプだけでなく日常生活ですら予測のつかない事態に遭遇することが多くなりました。そんな中でも「1つあれば大丈夫」とお客様に胸を張っておススメできる安心感が、このアイテムにはあります。ライフスタイルにぴったりと寄り添う「衣」、それがインサレーションだと私は思います。
スペースが空いていると「何か忘れ物をしている気がする」と感じていたのが、「あ!インサレ入ってるからか〜」と納得できる大人に成長しました。

ひとつあれば大丈夫
ひとつあれば大丈夫
ひとつあれば大丈夫
水上 玲(Snow Peak海老名店長)
みずかみ・れい/大学卒業後、2015年4月より株式会社スノーピークに新卒社員として入社。二子玉川店→丸の内店→表参道店→現在。アパレル店舗での販売経験から、ギアだけでなく多角的なアウトドアの過ごし方を模索中。